●ヴェルレーヌ
アジア 日本 AD1844 江戸時代
1844〜1896 フランスの詩人。酒・女・男色・放蕩無頼・牢獄の悲惨な晩年の生涯のなかに恋愛・結婚・回心・祈りの幸福な時期が点在。美しいフランス語で自分の愛情や悔恨の気持ちを歌った珠玉の作品を残す。上田敏の名訳で日本でも早くから知られる。高踏派の影響のもとに出発。〈秋の日のヴィオロンの・・・〉が含まれている『サチュルニアン詩集』(1866),許婚マチルドへの愛を歌った『よき歌』(1872)など。やがてパリ=コミューンの動乱(1871),天才少年ランボーの出現により家庭崩解。ランボーとの同棲,ベルギー・ロンドンヘの彼との放浪生活。〈ちまたに雨の降るごとく,わが心にも涙ふる〉の詩が収められている『言葉なき恋歌』(1874)の諸詩篇はこのころの作。1873年ランボーに発砲し投獄される。獄中カトリックに改宗。このときの悔恨の情と敬虔な気持ちを歌った詩が『英知』(1881)として生まれる。詩における音楽的要素を重視し,マラルメとともに象徴派の巨匠とされる。