●ヴェルサイユ行進 ヴェルサイユこうしん
アジア 中華人民共和国 AD
通常,十月行進といい,1789年10月5日,パリの婦人を中心に6,000〜10,000人がヴェルサイユまで行進し,国王と議会をパリに連れ戻した事件。近衛兵が宮殿で催した宴会中,国王の面前で三色帽章を踏みにじったという知らせが,マラーの「人民の友」などでパリにひろまると,8月以来のパンの欠乏に悩まされていた婦人たち3,000〜4,000人は,バスチーユ占拠の殊勲者マイヤールを先頭に男の市民を従え,ヴェルサイユまで約20kmを行進。その日は議会に苦情を訴えたが翌日,行進者の一団は宮殿に侵入し近衛兵数人が殺された。前夜のうちに駆けつけたラファイエットが国民衛兵を率い仲裁に入った結果,国王ルイ16世は即日,家族ごと,パリヘの帰還を受け入れた。前日,議会からの説得で国王は憲法箇条と封建的権利の廃棄に同意したこともあわせると,十月行進は,国王が7月の革命に服したことを意味し,議会内の主導権もこれを契機にムーニエからミラボーに移った。