●ヴェネツィア派 ヴェネツィアは
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ヴェネツィアで発達したルネサンスを代表する絵画様式。この派はジェンティーレとジョヴァンニのベッリーニ兄弟が開始した。これまでのヴェネツィア絵画の方向を変え,カルパッチョがさらに高め,ジョルジョーネが頂点に昇り,ティツィアーノが美術界で勝利したといわれる。彼らは16世紀前半から中ごろに大活躍をし,また後半にはティントレットやヴェロネーゼが活動した。この派の絵画傾向はフィレンツェや聖都ローマと違い,海港商都ヴェネツィアの活気・裕福・官能的悦楽の生活の3要素を反映している。またビザンティン美術とゴシック美術を融合し,さらにネーデルランドの油彩画法も吸収して,豊富な色調・色彩を光と影の効果で生かし,その上に色と光を混ぜて統一的雰囲気を表そうとした。肉体・衣装・風景を叙情的に統一して温かさを,さらには官能的喜びを最高のものに仕上げていく各々独自の力を発揮して,近代絵画への道を開いた。この派の絵は,大きな壁画絵から私的肖像画の小品まで,その作品の多様性・多産性で有名である。