●ヴェトナム共和国 ヴェトナムきょうわこく
アジア ベトナム社会主義共和国 AD1955 ハノーヴァー・ウィンザー朝
アメリカの支援によって1955年から1975年まで南ヴェトナムに存在していた国家。第一次インドシナ戦争中に,フランスは,ヴェトナム民主共和国(ヴェトミン)に対抗するため阮朝最後の皇帝であったバオダイを元首とするヴェトナム国をたてた。1954年のジュネーブ協定の結果,ヴェトナム国は北緯17度線以南の南ヴェトナムをその管轄下に置いたが,アメリカの支援を得て首相となったゴ=ディンディエムはバオダイ派の一掃をはかり,1955年10月の国民投票で政体の変更を決め,ヴェトナム共和国を成立させてその初代大統領となった。ヴェトナム共和国は,ジュネーブ協定の定めた南北統一選挙の実施を拒否し,北の民主共和国や南の「革命」勢力と対抗すべくアメリカの全面的支援に頼った。しかし「革命」勢力の攻撃によって安定的な政治体制を確立しえぬまま,1975年4月30日,「革命」勢力と北の民主共和国の軍事攻勢によって崩壊した。