●植木市 うえきいち
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一般に寺社などの縁日に,盆栽・植木・草花などを商う市をいう。都市近郊の植木屋・植木職がもちよって市をたてる場合が多いが,近世の江戸においては,植木店(だな)といい,日本橋茅場町から坂本町あたりが有名であった。この周辺は,庭づくりや植木づくりを行う植木職人が多く住み,このため植木店がたったのである。このような場所は,ほかにも浅草・湯島などにあり,なかには特定の植物を扱う市も,明治以降に出現し,一部は今日におよんでいる。たとえば,浅草入谷のホウズキ市やアサガオ市であり,今日にはみられなくなっているが,駒込の菊,染井のつつじ,巣鴨の桜草などが有名であった。現在は,寺社の縁日に限らず,デパートやそのほか商店街のイベントとして植木市が行われる傾向にあり,扱う植物も伝統的なものより外来のものが多くなってもきている。
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