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●ウィレム1世 ウィレムいっせい

ヨーロッパ フランス共和国 AD1533 フランス王国

 1533〜84 オランダ共和国初代の総督。オラニエ公(1544),「寡黙公」と称された。その家系はドイツのナッサウ伯家で,同家は南フランスのオラニエ公領を領有してオラニエ=ナッサウ家となり,ネーデルランドにも多くの所領を得てこの地方随一の名門貴族となった。ウィレム1世はナッサウのディレンブルクに生まれ,神聖ローマ皇帝カール5世の側近として仕えた。彼はエグモント伯らとスペインのフェリペ2世の支配に反抗し,反乱側の指導者となる。初めカトリックであったがこの間にルター派に改宗(のちカルヴァン派となる)しながらも新旧両教の宥和を説き,1576年「ヘントの和約」を成立させてネーデルランドの平和と統一を一時的にせよ実現させた。その後パルマ公の政略で南部10州は脱落したが,1579年北部7州などの結成したユトレヒト同盟の盟主となり,1584年に暗殺された。