●ヴァルミーの戦い ヴァルミーのたたかい
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1792 サルデーニャ王国
1792年9月20日フランス革命戦争の転機をなした戦い。1792年4月立法議会で多数を占めたジロンド党内閣は,革命干渉を企図するオーストリアに宣戦したが,侵入したオーストリア・プロイセン連合軍に敗戦をつづけた。9月ブラウンシュバイク公率いるプロイセン軍はヴェルダンを落として西進した。途中でプロイセン王指揮のフランス亡命貴族軍が合流し,その数は7万にのぼった。これを迎えうつフランス軍は,デュムーリエの北部方面軍とケラーマンの中部方面軍合わせて5万。20日マルヌ県の一寒村ヴァルミーでついに戦端が開かれた。激闘8時間,フランス軍は“国民万歳”を叫びつつ勇敢に戦い,夕刻,不意の豪雨のなかでプロイセン軍は退却した。農民・小市民からなる義勇軍の正規軍に対する初勝利であった。プロイセン側に従軍してこの戦いを目撃したゲーテは,〈この日,この場所から,世界史の新しい時代が始まる〉と陣中記に記している。この勝利を契機にしてフランス革命軍は戦局を逆転させ,革命の危機をきりぬけた。また,9月20日は,パリに最初の普通選挙による国民公会が開かれた日でもある。