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●インド洋 インドよう

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 古名はエリュトラ海。その範囲は北はアジア大陸,西は喜望峰南極大陸を結ぶ経度線,東はマレー半島からインドネシア,オーストラリアをへてタスマニア島にいたり,これと南極大陸を結ぶ線内で,太平洋,大西洋についで3番目の広さをもつ。その海域を初めて航海したのは前610年ごろのフェニキア人といわれているが,歴史的に注目されたのはアッバース朝が成立し,アラビア人がインド洋を横断するかたちで東西中継貿易に乗り出してからである。東アフリカ,東南アジア,さらに中国に通じるインド洋を利用したイスラーム教徒は,地理的拡大だけでなくイスラーム教をひろめ,その地域の多様化を促進した。新航路の発見以後はポルトガル人,スペイン人につづいてオランダ人が進出し,とくに18世紀後半からは産業革命とあいまってイギリスの支配下に置かれた。第二次世界大戦後はインドもイギリスからの独立を果たし,東アフリカ諸国も独立を達成するなかで,インド洋も国際的に共同学術調査が行われるようになった。