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●インドの宗教 インドのしゅうきょう

アジア インド AD 

 インド人ほど宗教的な国民はないといわれ,宗教上の慣習が生活のいっさいに支配力を及ぼして,民衆の特異な民俗風習を形成している。近代以降,西欧文明の影響を受け生活様式の変化がみられるものの,多くの一般民衆は旧態依然とした生活のなかで,古来からの各宗教独自の風習を持続している。多くの人口が雑多な宗教を信仰しているが,おもなものはヒンドゥー教・イスラーム教・キリスト教・シク教・ジャイナ教で,その他部族の原始宗教や仏教などもある。全人口の8割を占めるヒンドウー教は多神教で,インド=アーリヤ人が,インド侵入以前から自然現象を神格化していたものを崇拝した。『リグ=ヴェーダ』はバラモン教の根本聖典であり,インド思想の根元をなす。太陽神スールヤ・雷神インドラ・風神ヴァーユ・雨神パルジャニア・水神ヴァルナ・火神アグニ・酒神ソーマのほか,生主プラジャーパティや祈祷主プリハスパティ・造物者ヴィシュヴァカルマン・言語神ヴァーチュなどの諸神のほか,多くの神々が信仰されている。