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●インドネシア美術 インドネシアびじゅつ

アジア インドネシア共和国 AD 

 紀元前のインドネシアには,中国の青銅器文化がもたらされたが,紀元後はインド文化が流入し,7世紀ごろにスマトラに出現したシュリーヴィジャヤ王国では,仏教美術とヒンドゥー美術が展開。一方ジャワでは,8世紀初めごろから,中部ジャワのディエン高原を中心としてジャワ美術が始まり,8〜9世紀のシャイレーンドラ朝時代には,スマトラ美術の影響を受けて仏教美術とヒンドゥー美術が開花した。仏教美術の代表としては,ジョクジャカルタ周辺のボロブドゥール遺跡の仏像があり,ジャワにおける大乗仏教の遺跡としては最後のものである。一方,ヒンドゥー美術の代表的遺構は,東部ジャワのプランバナン近郊のロロ=ジョングラン寺院で,その中のシヴァ堂にあるラーマーヤナの浮彫がみごとである。しかし,16世紀以降はイスラーム勢力の侵入によって,ジャワの仏教・ヒンドゥー美術は破壊され,それらはバリ島に残された。