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●インド皇帝 インドこうてい

ヨーロッパ 英国 AD 

 イギリスがインドを統治した時代に,イギリスの皇帝が同時に得た称号。イギリス東インド会社は,1757年にプラッシーの戦いに勝利して以来,インドの主権を部分的に獲得していった。1857年インドに大反乱(セポイの反乱)がおこると,その責めを負った形で東インド会社は統治権を国王に最終的にゆだねた。英領インドの国王による直接統治は,事実上は1858年から始まる。1858年ヴィクトリア女王の“寛容”な宣言は,このとき多くのインド人に直接統治への期待をもたせた。その後,1877年にイギリス議会はヴィクトリア女王に,インド皇帝の称号を与えた。それはインドの人民とインド内に残っていた藩王たち(princeと呼ばれた)との関係上,イギリス国王の権威と地位を高めるためになされたものであった。ただし,このヴィクトリア=インド皇帝は,一度もインドを訪れたことはなかった。しかし,これに伴いインド総督は,副王の称号を得た。