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●インダス文字 インダスもじ

アジア インド AD 

 インダス文明のおもに都市遺跡から出土する遺物に刻まれた記号。凍石製の印章と,それが捺印された泥封に多く,ほかに,銅板,凍石テラコッタに記されている。また,土器にひっ掻き傷のような線や爪による刻みを入れたものもある。こうした線や刻みはインダス文明以前の遺跡からも出土している。刻まれた文字は長くて17字,平均して5字であることや,2言語併記のないことから,文字の解読は難行している。解読の作業はソヴィエトとフィンランドを中心として行われ,コンピューターを用いた統計分析よる文法的特徴を把握することから始められている。その結果,インダス文字はドラヴィダ語であるとされ,象形文字と音節文字両者の特徴をもつ,ロゴ-シラビックな文字で,右からの横書きであるとされている。しかし,文字の意味は解読されず,文意は知られていない。