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●印象法 いんしょうほう

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 美の理念から出発して思弁的に美しいものを規定しようとする“上からの美学”に対して,美しいものから出発して経験的・帰納的に美の法則にむかおうとする“下からの美学”である実験美学の提唱者G.T.フェヒナーが用いた方法で,選択法・作出法・慣用法の3種に分けられたが,いずれも被験者が刺激から受ける印象にもとづいて行われる。選択法はいくつかの刺激をみせ,たとえば最も快いあるいは美的な印象を受けるものを選ばせる方法,作出法は最も快(美的)な印象を与えるものをつくりださせる方法,慣用法は特定の地域で日常生活に用いられている物を調べる方法である。これらのなかで最もよく用いられたのは選択法で,のちにこの方法から順位法・一対比較法・価値段階法・評定法などの諸方法が生まれた。