●インスピレーション
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霊感・啓示・ひらめきなどと訳されている。宗教的体験と創造的過程に関してとくに問題にされてきた。宗教的霊感としては啓示や回心(かいしん)の体験が典型的である。回心とはキリスト教では,個人が宗教にめざめること,仏教ではえしんといい,自らを悔い改めて仏教に帰依し熱心な信者か僧侶になることをさしている。宗教,洋の東西を問わず回心は16歳から18歳のあいだでよくおこるとされている。創作上の霊感に関してはビネーのゴンクール兄弟など著名作家を訪問した研究がある。ウォラスによると創作的思考は,[1]準備,[2]あたため,[3]啓示,[4]検証の4段階をたどる。あたためとは鳥が卵をあたためるように問題をつねに心に抱いている期間で,孵卵期ともいう。この段階は長短さまざまで目にみえる活動,進歩はない。その期間の後,突然アイデアが生まれる。これが啓示である。科学者・発明家の場合,通常これに検証が続く。