●印象形成 いんしょうけいせい
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比較的わずかな情報にもとづいて,他者の全体像を判断する過程が印象形成の問題である。最初に実験的研究を行ったアッシュの場合,性格特性を表す,いくつかの形容詞を被験者に呈示し,対象者のパーソナリティの全体像を想定させた。その結果,刺激語が均等に作用するのでなく,特定の刺激語が中心的機能を果たすこと,また刺激語の呈示順序によって形成される印象が異なることを解明した。印象形成の問題は,今日ではパーソナリティの認知に限らず,行動の原因や意図の認知まで広く取り上げるようになり,さらに印象形成の要因として「暗黙の人格論」やステレオタイプなど,判断者の内的要因の影響が注目されるようになった。なお情報統合過程として印象形成を究明する立場からは,形成される印象を与えられた情報から予測するために,加算モデル・平均モデル・荷重平均モデル・冗長性モデルなど,多くの数理モデルが提唱されている。