●岩宿遺跡 いわじゅくいせき
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群馬県新田郡笠懸村阿左見字岩宿および沢田にある遺跡で,国鉄両毛線岩宿駅の北西1kmほどの小丘陵の鞍部にある。標高は160m。1949年(昭和24)に相沢忠洋によって発見され,明治大学考古学研究室が試掘を開始,関東ローム層中に石器群を探りあてた。同年10月から本格的な発掘が始まり,翌1950年まで続けられた。その結果,発掘された石器は縄文式土器の時代よりも古いものであることが確認され,日本で初めて,先土器文化が存在していたことが判明した。現場は,二つの丘陵の北側のほうの南斜面で,腐植土の下に約1mの黄褐色ローム層,さらにその下に黒褐色のローム層がある。黒褐色ローム層からは楕円形の握斧(あくふ)などが,その上の黄褐色ローム層からは切出し形石器などが,さらにその上には親指形の掻器がみつかっている。関東ローム層が洪積世にできたものとすれば,日本で最初に発見された土器使用以前の石器文化といえる。
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