●岩崎弥太郎 いわさきやたろう
アジア 日本 AD1834 江戸時代
1834〜85(天保5〜明治18)三菱財閥の創立者。土佐藩地下(ぢげ)浪人弥次郎の長男として土佐国安芸郡井の口村(現・高知県安芸市)に生まれた。1855年,江戸へのぼり,安積艮斎(あさかごんさい)の塾に入門したが,父の奇禍で帰国,父に連座し入牢。1859年,土佐藩参政吉田東洋の門下生となり,下横目の職を得,長崎に出張するが,無断帰国し,解職される。1866年,再び土佐商会主任として長崎に行き,藩の貿易に従事,同所閉鎖後,大坂出張所で働き,維新後の1870年10月,同所解散後,土佐開成商社が九十九(つくも)商会と改称,船2隻を土佐藩外債を肩代わりする条件で入手,海運業に従事した。のち三川商会と改名,1873年,三菱商会とし,1874年,台湾出兵で政府輸入船を託され軍事輸送にあたり,1875年5月,政府の補助金を受けて国内海運を独占したが,政府が1881年を境に共同運輸会社を設立・援助したため,激烈な競争がおこり,その最中に病死した。