●祝い唄 いわいうた
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祝い事の際に歌われる民謡の総称。村・町・職業集団などでとり行われる祭り・年中行事・儀式や,親族・家族単位でとり行われる出産・結婚・還暦・新築などの祭儀に歌われる。たいていの場合は,これらに伴う酒宴の席で歌われるから,酒盛唄ともいわれる。祝い歌の目的は,祝宴の“目出たい”雰囲気を高め,前途を祝福することにある。“鶴亀”“松”など,慶びを表現するにふさわしい歌詞をもつ歌が多い。〈めでためでたの若松様よ枝も栄えりゃ葉もしげる〉などは代表的な祝い歌の一つである。また,歌詞表現がめでた尽くしであったり,歌詞の意味内容が祝福にふさわしかったりという理由で,ある種の木遣唄・長持唄・馬子唄などの労働歌が,祝宴の席で歌われ,祝い歌として定着してきた。祝い歌に属する曲目はこうして増えてきた。そして,祝い歌という語は,祝い事と結びついた歌という意味に加えて,特定の曲目の集まりをさす民謡分類上の用語にもなっている。