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●忌寸 いみき

アジア 日本 AD 

 日本古代の姓の一つ。語源は諸説あるが未詳。史料上では,『日本書紀』の684年(天武13),八色の姓(やくさのかばね)制定の記事に初めて現れ,その第4位に位置づけられている。759年(天平宝字3)までは伊美吉とも表記したが,それ以後忌寸の表記に統一された。この姓は,685年(天武14),大倭連(やまとのむらじ)・葛城連(かつらぎのむらじ)・凡川内連(おおしかわちのむらじ)・山背連(やましろのむらじ)などの畿内の国造,倭漢連(やまとのあやのむらじ)・河内漢(かわちのあやのむらじ)・秦連(はたのむらじ)・書連(ふみのむらじ)など渡来系氏族らに賜与されたが,奈良末期より平安初期にかけて宿禰(すくね)に改められるものが多くなり,一方,秦氏や漢氏の一族で新たに忌寸を与えられるものが現れ,結局9世紀初頭では,その大部分が中国からの渡来を称する氏族に付せられていた。また,大忌寸は,764年(天平宝字8)に坂上忌寸(さかのうえのいみき)に賜与されたものである。