●イボ族 イボぞく
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西アフリカのナイジェリア南東部に居住する黒人種族。人口は925万人(1963)。ニジェル=コルドファン語族・クワ系諸族語に属する言語であるイボ語を話す。ヤムイモ・キャッサバなどを主作物とする農耕民。政治組織は,いくつかの村からなる村落連合を最大とし,住民の代表が評議会を構成する。その運営は,徹底した合議制を取り「原始民主制」とも評される。村群はおおむね円形に配置され,その中央には共同の集会や祭儀,市場などのための広場が設けられている。社会関係の基盤は父系の親族集団であるが,地域によっては,年齢集団やタイトル制度が重要な役割を果たす。伝統宗教は,天の至高神と大地の女神,種々の精霊などに対する信仰と祖先崇拝を主要な要素とするが,大地の女神の祭祀が中心的な位置を占める。しかし今日では,イボの大部分がキリスト教に改宗し,伝統的信仰は衰えつつある。
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