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●今川貞世 いまがわさだよ

アジア 日本 AD1326 鎌倉時代

 1326〜?(嘉暦1〜?)南北朝時代の武将。父今川範国は,足利尊氏に従って南朝と戦い,長子範氏は駿河守護を,次子貞世は遠江守護を父より譲られた。貞世は足利義詮に仕えて,侍所所司・引付方頭人・山城守護となり,1367年(貞治6)義詮の死にあたって出家剃髪し,了俊(りょうしゅん)と号した。当時九州は1361年以来南朝の征西将軍懐良(かねなが)親王・菊池武光が太宰府を征圧していたが,1370年(応安3)貞世は九州探題に任じられ,領国に加えた安芸・備後の国人領主を動員,大内義弘の協力も得て,1373年(応安6)太宰府を攻略,さらに大内親世(ちかよ)など九州の有力守護大名の協力もあり,ほぼ九州全土を室町幕府の支配下においたが,1495年(応永2)義満に召喚され駿河守護となった。歌論書などの著作も多く,史書『難太平記』(なんたいへいき 1402)は『太平記』にもれた今川氏の事跡をしるす。