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●伊孚九 いふきゅう

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 中国,清朝呉興の画人。生没年不詳。姓は伊,名は海,孚は字九または桴鳩,シンヤ※注1※・匯川(かいせん)・也堂・雲水伊人などと号す。その出生について好古日録には〈伊海父嘗,海外ニ貿易ス。一夜,東海中ニシテ男子生ト夢ム。家ニ還レバ妻男子ヲ安産ス。即感夢ノ夜也。故ニ海ト名ズケ。孚九ト字ス。〉とある。孚九も父と同じく貿易に従事した。1720年(享保5)に馬を輸送して初めて長崎へ来たが,その後およそ40年のあいだに幾度か来日し,南画の画法を日本に伝えた。池大雅桑山玉洲・野呂介石らが孚九に学び,江戸時代の文人画の発達に大きな影響を与えた。書にも優れ,張昆・貴晴湖・江稼圃とともに来日,清人四大家の1人とされる。

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