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●井上準之助 いのうえじゅんのすけ

アジア 日本 AD1869 明治時代

 1869〜1932(明治2〜昭和7)大正・昭和期の銀行家・政治家。大分県出身。東京帝国大学法科卒業後,日本銀行に入り,イギリス・アメリカ・フランスヘ留学したのち,1913年(大正2)横浜正金銀行頭取をへて,1919年日本銀行総裁に就任,第一次世界大戦後の金融政策にかかわった。1923年山本権兵衛内閣の大蔵大臣のときに関東大震災後の経済再建に取りくみ,1927年(昭和2)再び日銀総裁に就くと,金融恐慌後の経済安定に尽力した。1929年浜口雄幸内閣の大蔵大臣につき,民政党に入党。緊縮経済を断行し,金解禁に踏み切った。しかし,世界恐慌の波を受け不況が深まり,1931年大蔵大臣を辞任,民政党総務として辣腕を振るったが,1932年2月9日血盟団員小沼正の凶手にたおれた。井上準之助の財政政策は昭和初期の目本経済の脆弱さのため失敗に終わったものの財政経済史上の画期的な出来事であった。その著作として『井上準之助論叢』(全4冊)がある。