●逸話法 いつわほう
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ある個人の日常生活での偶然におこる特徴的な言動について,適時具体的に記述していく研究の方法。これは自然観察法の1種であり,対象を逸話風に観察するところから,逸話法といわれる。観察し記録した事実が,逸話記録である。逸話法は,その観察記録がテスト法や質問紙法に比べて,児童の行動事例をより具体的に生々しく描述することができる点に特色があり,児童の理解や性格・行動・適応性の評価にとって,きわめて有力な方法である。しかし逸話法は不確実性・主観性・偶然性に偏しやすいので,とくに,[1]記述する事例を児童の個人的発達や社会との相互作用に限定し,[2]児童の典型的な行動をとらえ,[3]事例の時間・状況・社会的背景などを詳しく記録し,[4]児童の行動描写と観察者の解釈とを峻別し,[5]事例を長期的に累積させて,客観的で正確な記述をめざさなければならない。