●一般的他者 いっぱんてきたしゃ
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アメリカの社会学者ミード,G.H.の用語。個人の果たす役割を総合的にとらえ,その人間を一貫性のある役割の統一体としてみるとき,彼は社会を構成する人々の組織化された反応を表象し,社会的期待あるいは規範の総体は認知または内面化される。つまり,ある個人がになう多くの役割を分離して考えるのではなく,たとえば子供が母親のことを一人の女性としてではなく,母親という一般的な役割をもった存在として認識したならば,母親は一般的他者としてとらえることができる。人がさまざまな他者の自分に対する役割を期待して自我を確立していくのは,幼時期からの相互作用の繰り返しがあるからであり,このことは,個々の他者の役割期待の内面化だけでなく,社会全体の自分に向けられる期待や社会的規範の内面化にも通ずる。こうして一般化された他者の役割期待を内面化することによって,社会的自我を有する人間が形成されるのである。