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●一世一元制 いっせいいちげんせい

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 天皇一代の年号が一つだけに決められること。1868年(明治1)9月8日の詔勅で一世一元の制を定めた。それまでは天皇即位・祥瑞・災異あるいは讖緯説において大変をおこすとされる辛酉・甲子の革命説にもとづいて改元されていた。中国では明の太祖(明)が洪武の年号を立て,この制度を始め,清朝はこれを踏襲している。日本では一度平安時代に一世一元的な時代があった。たとえば桓武天皇から淳和天皇のあいだは,一世一元制そのものであった。その後また祥瑞・災異などによってしばしば改められている。とくに幕末は激しい。こうしたこともあって,明治改元を機会に岩倉具視は幕府の年号撰択の特権を奪い取るとともに,自ら制定している。そして「自今以後,革易旧制,一世一元,以為永武」と定めた。この詔書の覆奏は2通つくられた。そして大宝の旧制によって諸大臣の副署の形式をとっている。これをみても明治政権が新旧並存させる形の政権であることが示されている。