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●一里塚 いちりづか

アジア 日本 AD 

 街道の両側に1里(36町=3.9273km)ごとに設けられた塚。中国で1里ごとにドコウ※注1※を築き,槐(シナえんじゅ)を植えたり,銅表を置いたことが起源とされる。日本では,1604年(慶長9)徳川秀忠大久保長安に命じて榎を植えたものが最初である。完成は1615年で,同年樽屋藤右衛門・奈良屋市右衛門らに対し,功を賞して銀若干が与えられたという。その後,旅人の安息と利便をはかるために,江戸日本橋を基点として,おもな街道の道の両側に設けられた。塚の大きさは,5間四方,高さ1丈を基準とし,コウジョウ※注2※に榎を植え,遠くからでもみることができるようになっていた。明治以後,路面の拡幅・新道建設・榎樹の枯死などによってしだいに除去され,両側ともに旧状を保っているものは,全国的にきわめて少なくなっている。現在残っているもののなかにも,上に社が鎮座し,榎のみが根を張っていて,一里塚を誤認させるものがある。

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