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●一元論・多元論 いちげんろん・たげんろん

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 世界を構成する要素や原理の数についての考えの違いを示している。一元論は根本原理を一とし,多元論は二以上とする立場である。多元論のなかでとくに原理を二とする立場を二元論という。一元論は古代においては一なる統一原理を想定したエレア学派プロティノスがあり,近世においては物体と精神との二元対立の根底に唯一の統一原理を想定したスピノザ・フィヒテ・ヘーゲルなどがある。二元論には善神と悪神,神と被造物といった対立を考える宗教的二元論(ゾロアスター教・マニ教・キリスト教)も含まれるが,近世におけるデカルトの物心二元論はその代表的なものである。現象と物自体の対立を主張したカント説も二元論といわれる。多元論には古代のエンペドクレスアナクサゴラス説デモクリトス原子論,近世のライプニッツ単子論などがある。