●イダルゴ
北アメリカ メキシコ合衆国 AD1753
1753〜1811 地方司祭でメキシコ独立の英雄。グアナフアト地方に生まれ,バヤドリ(現在のモレリア)の神学校で教育を受け,1791年に同校の校長となった。各地で司祭をつとめ,晩年ドロレス(現在のドロレス=イダルゴ)に落ちつき,農業改善や工業技術の研究を行った。1808年ナポレオン軍のスペイン侵入と国王フェルナンド7世の逮捕にさいして,フランスの支配に抵抗するという口実で独立の陰謀に加わり,逮浦された。その後も,ケレタロの陰謀者たちと連絡をとり,ドロレスとグアナフアトに支持者を増やした。1810年9月16日ドロレスで独立を目ざして蜂起し,2万から5万のメスティソやインディオからなる民衆軍の司令官となった。しかし,教会から破門され,植民地の白人層やクリオーリョたちは,人種戦争の展望におそれをなし,反対にまわった。イダルゴは,優勢なときにも首都メキシコ市に進撃することを怠り,結局1811年7月30日北部のチワワで処刑された。
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