●イタコ
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東北地方の津軽・南部地方の巫女の名称。多くは盲目の中年以上の女性で,神がかりとなって,依頼者の求めに応じて死者の霊を呼び寄せ,死者の言葉を依頼者に伝える。これを口寄せという。イタコとなるものは,12〜13歳ごろに師匠のもとに弟子入りし,多くが師家に住み込みでイタコとなるための修業をする。教える内容はすべて口伝えで,師家の家事を手伝いながら,修業を終えるまで約3年かかる。特別の授業料は払うことはないが,修業中の生活費はすべて弟子もちで,師匠の分も含めて弟子の親が米や味噌などの現物で支払う。一通りの修業が終わると,神憑きの入巫式が行われ,神がかりになることができると合格となり,一人前のイタコになれた。その後,1年間のお礼奉公を勤め,巫堂を設けて独立した。青森県恐山のイタコはとくに有名で,毎年7月20日の大祭には,各地のイタコが集まり死者の口寄せを行うので,多くの参拝客が集まる。