●イスラム同盟 イスラムどうめい
アジア インドネシア共和国 AD1911 オランダ領東インド
インドネシア最初の大衆的民族解放運動団体サリカット=イスラムのこと。1911年,中部ジャワのスラカルタで,華僑資本に対抗するため,バティック業者らの支持で組織された。その後,各地に支部が結成され,翌年9月,チョクロアミノトの指導のもとに,正式にイスラム同盟として発足した。1918〜20年の民族運動の中心的役割を果たし,オランダからの独立と社会主義をスローガンにかかげた。1919年には地方支部二百数十,会員200万人以上の勢力に発展したが,同年,西部ジャワのチマレメ村で米穀強制供出を拒否するB部(宗教部)事件(チマレメ事件)がおこった。この事件によりオランダ植民地政庁の弾圧をうけ,急速に衰退していった。植民地政庁に対して非協力路線を貫いた団体ではあるが,1921〜23年には同盟内部の共産党員を追放し,イスラム同盟党(PSI)と改称して,イスラーム改革団体ムハマディヤーと協力した。しかし,1926年,ムハマディヤーとも離れ,インドネシア-イスラーム同盟党(PSSI)と改称した。