50音順    検 索

●石火矢 いしびや

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 [1]中国から伝来した弓のような発射器。石または鉄・鉛丸を発射して攻撃する兵器。[2]日本の初期の火砲の一種で,石を弾丸としたのでこの名がある。ここでは[2]が重要なので,これについて以下述べる。16世紀中ごろポルトガルから伝来した“仏狼機”に対する呼称で,ほかに砲石飛石・西洋砲とも表記される。火薬の力で大小の石,のちに鉛・鉄丸を発射し,攻城兵器として用いられた。弾丸重量1貫目以上を石火矢,また1貫目以下は大・中・小の筒として区別され,弾丸自体は400〜500匁から4〜5貫目ほどで,3〜4町離れた敵を倒すことができた。砲身は青銅・真鍮・鉄などで鋳造され,砲架・台車にすえて使用された。1576(天正4)年南蛮から入手して大友宗麟が“国崩”と名付けたという説がある。織田信長・龍造寺隆信らに重要視されたが、鉄砲ほどには流行せず,技術的にも改良されなかった。大坂の陣・島原の乱に使用した記録がある。