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●石川三四郎 いしかわさんしろう

アジア 日本 AD1876 明治時代

 1876〜1956(明治9〜昭和31)社会主義・無政府主義の先駆者。埼玉県児玉郡生まれ。東京法学院(中央大学の前身)卒業後,1902年(明治35)「万朝報」の記者となる。翌年退社し,幸徳秋水・堺利彦らの平民社に参加,「週刊平民新聞」を発行し,日露戦争反対運動で活躍。平民社解散後は,安部磯雄木下尚江らと雑誌「新紀元」の編集に力をそそぐ。1907年日刊「平民新聞」の創刊に参加し,翌年には福田英子の「世界帰人」の編集を援助する。その間筆禍事件で2度入獄。大逆事件ののち1913年(大正2)渡欧し,各地を転々とし,第一次世界大戦を経験する。その間,ポール=クタリュ夫妻やE.カーペンターと親交し,無政府主義思想を深め,1920年帰国。帰国後はもっぱら,ゾラ,ドーデなどの文学を翻訳し,無政府主義の啓蒙につとめる。1933年(昭和8)北京に行き,東洋文化に興味をもつ。以後東洋史研究に没頭し,多くの著作を残した。