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●イーゴリ軍記 イーゴリぐんき

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 中世ロシアの叙事詩。1185年のノヴゴロド=セーヴェルスキー公イーゴリのポロヴェツ人遠征を題材にした叙事詩。成立年,作者ともに不明。18世紀末ムシン=プーシキンが,16世紀のプスコフで書かれたという古写本のなかで見出す。1812年のナポレオンのモスクワ遠征時焼失。イーゴリ公の出征・敗北・捕虜・脱走を唱う。外敵に対するロシア諸公の団結を訴えた愛国詩。一方,異教精神にも満ち,偽作説が生まれた。ボロディンのオペラ『イーゴリ公』は,この詩を素材としたもの。