●池 いけ
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くぼ地に水がたまった自然の池と,人為的に土を掘ったり,えん堤を築いて造成した人工池とがある。自然地理学の上では,湖沼の一種で深さに関係なく小さなものを呼ぶ。古代から農業用水や治水の目的で利用され,社会全体につらなるものとして重要な意味をもってきた。近代には,発電に利用されることもある。貯水の水は,時代を問わず人問生活に密接に関係しているので,多面的に利用されてきた。河川から流入した濁りを沈澱し澄ます作用を利用して飲料や洗い物などの生活用水,古墳や城郭の濠として盗掘や外敵に備えたり,戦国時代に城攻略の一法として城の周囲に臨時に池水を溜めて外部からの支援を絶つことも行われた。江戸時代には,藩財政の一助として池水を利用して魚貝類の飼育や食用植物の栽培などが盛んに行われた。近年は,観光資源の要素としてボート遊び・庭園などとして利用開発されている。