●イギリス連邦首脳会議 イギリスれんぽうしゅのうかいぎ
ヨーロッパ 英国 AD
ボランタリ=アソシエーションといわれる国際的な組織には,地球上の人口の約4分のlが住む44カ国が参加している。その諸国の首相や大統領が2年ごとに,参加国の首都か主要都市のまわりもちで,集まってくるのがイギリス連邦首脳会議である。1971年シンガポールで開かれたその会議で,満場一致で採択されたコモンウェルス諸原則宣言が,イギリス連邦首脳会議の性格と目的を表現している。それは非公式の会合で,メンバー諸国政府間の協力のための情報交換など,経済的社会的開発や文化の向上のため,協議し助け合うことを原則としている。したがって国際機関としての憲章や規約はない。イギリス連邦首脳会議には原則としてイギリス女王が出席する。1965年のイギリス連邦首脳会議においてイギリス連邦事務局の設置が決定され,メンバーの大部分を占める開発途上諸国に奉仕するためのマルチウテラルなコミュニケーションの機関として機能している。イギリス連邦首脳会議は最近では1981年にオーストラリアのメルボルン,1983年にインドのニューデリーで開催された。しかし,1977年にオーストラリアのシドニーで開かれたイギリス連邦首脳会議で,ときのオーストラリアの首相がアジア太平洋地域のメンバーだけの首脳会議の必要性を説き,賛成を得て開催されるようになったのがイギリス連邦首脳地域会議(HOGRM:Commonwealth Heads of Government ReGional MeetinG)で,太平洋のイギリス連邦島嶼諸国とシンガポール・マレーシア・バングラデシュ・インド・スリランカ・モルディブの政府首脳が出席する。これは全体のイギリス連邦首脳会議が開かれない年に開かれる。1978年シドニー,1980年ニューデリー,1982年スヴァ,1984年ポートモレスビーで開かれた。