●イェンゼン
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1899 ドイツ帝国
1899〜1965 ドイツの民族学者。フロベニウスの高弟,かつ後継者として,師の創設した民族学におけるフランクフルト学派の発展に功績をあげた。その理論は文化形態学と呼ばれる。未開の諸文化の世界像は,それぞれが緊密に統合し,首尾一貫した全体をなす,というのがその基本命題。イェンゼンは現地調査をエチオピアおよぴ東部インドネシアで行ったが,学史上ことに重要なのは後者である。セラム島の原住民のあいだに伝えられていたハイヌヴェレ神話を採集し,これを初期栽培民の世界像の中心をなすものと考えた。その後,穀物栽培民文化を特徴づけるプロメテウス型(穀物盗み)神話についても研究をすすめた。