●家連合 いえれんごう
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有賀喜左衛門が唱えた社会学上の概念。個々の家は微弱な存在であり,それ自身単独では自立できないため,地縁・血縁などを媒介として“互助組織”として同族国を形成する傾向がある。有賀はこの集合体を“家連合”と呼び,これを二つの類型に分けて,有力な本家を中心として同族国が形成される“同族的家連合”とあまり力のない本家が結びついて家連合を形成する“組的家連合”に区分した。後者は,厳密にいえば同族団ではなくむしろ組というべき性格をもち,個々の家がはっきりした上下関係を構成するのではなく,平等,もしくは平等に近い関係におかれている。こうして“家連合概念”は,都市や村落などの社会関係を構造的に分析するための概念となったのである。