●イヴァン4世 イヴァンよんせい
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1530〜81 モスクワ大公(在位1533〜47),皇帝(1547〜81)。ヴァシリー3世の子。3歳で即位。幼時は貴族の権力闘争に悩まされたが,1547年ツァールの称号をとり,貴族を抑え,士族を保護し,その「選抜会議」(1549〜60)を創設,身分制議会としての全国会議の召集,扶持制度の廃止,地方行政・軍制の改革などを行い,中央集権化につとめた。外は,カザン=ハン国(1552),アストラハン=ハン国(1556)を征服,イェルマークのシベリア征服に援助を与え,バルト海進出をめざしてリヴォニア戦争(1558〜82)を行った。この戦争遂行のため,オプリチニキ(特別隊,1564〜72)を組織,貴族に大弾圧を加え,その領地を没収,士族に分与した。また,士族の収入を確保するため,農民の移動を厳しく制限し,その移転の自由を奪い,「土地台帳」を作成,農奴制をすすめた。イヴァン4世は皇帝・士族的・農奴的ロシアの基礎をつくり,雷帝とあだ名された。