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●アン=ブーリン

AD1507 

 1507〜36 ヘンリー8世の2度目の王妃。トマス=ブーリン卿のちのウィルトシャ伯の娘でフランス宮廷で3年間過ごす。その後,ヘンリー8世の最初の王妃キャサリン=オブ=アラゴンの侍女として仕えた。この間,ヘンリー8世の愛妾となり,王妃との離婚直前の1532年秋,2人は同棲し始めた。翌年1月,アンは妊娠する。ヘンリー8世は,正統な男子の王位継承者をもつことを強く望んでいたが,キャサリンとのあいだの子としては王女メアリのちのメアリ1世しか成長しなかった。そこでヘンリーは王妃と離婚,1月25日,アンとの結婚式を挙げた。この再婚には,キャサリンの甥で保護者のカール5世,その庇護下にあるローマ教皇が反対,それが契機の1つとなって宗教改革が生じた。ところが,結婚後生まれたのは王女エリザベスのちのエリザベス1世で,しかも1536年1月には男子を早産してしまった。破局の到来である。1536年5月,アンはロンドン塔に送られ,5人の男と姦通した罪で処刑された。