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●安和の変 あんなのへん

アジア 日本 AD969 平安時代

969年(安和6)。村上天皇の次の皇位をめぐって藤原師尹(もろただ)が醍醐天皇皇子左大臣源高明をおとしいれるためにおこした政治的疑獄事件。村上天皇と皇后安子は在世中に為平親王を次の皇嗣に定めようとしていた。親王が高明の娘を妃として以来、藤原氏は高明が宮廷の勢力を得ることを恐れて、それに反対していた。“外戚の権”を振るえなくなるためである。皇后安子の死によって為平親王の皇位継承は断念された。その後、為平親王を擁し、皇太子守平親王の廃立をはかっているとの源満仲らの密告を利用して、師尹が競争者高明を失脚させる。この事件を契機に奈良時代から続いてきた藤原氏と他氏との権力争いは終わり、常置の官となった摂政・関白の地位をめぐって、藤原氏内部での激しい競争が展開することになる。一方、藤原氏と結んだ満仲は、武士としての東国での地位を不動のものにすることによって、清和源氏の時代をつくりあげる基盤をかためた。