●安鼎福 あんていふく
アジア 朝鮮(大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国) AD1712 季朝
1712〜1791 朝鮮王朝(李朝)時代の学者。京畿道広州の人。字は百順,順庵,橡軒と号した。1749年(英祖25)に初めて仕官。晩年には東宮(のちの正祖)の侍講となる。没後,とくに参賛を贈られ文粛と諡(おくりな)され,広成君に追封された。彼は学を実学の大家星湖リヨク※注1※に受け,朝鮮第1流の考証学者であった。壮年時代には,時代の風潮により西学に心をよせたが,晩年侍講として朱子学を講じるに及び,西学反対の立場をとり『天学問答』『天学考』を著わして西学を反駁し自己を清算した。これは,西学に傾倒している南人の知友や弟子たちが,党論横行のさいに政敵の絶好の攻撃材料になるのを憂えて行ったことでもあった。彼のおもな著作は『東史綱目』『下学指南』『家礼集解』『希賢録』『洪範演義』『天学問答』『順奄集』など多数。〔参考文献〕山口正之『朝鮮茜教史』1967,雄山閣
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