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●アンダマン島人 アンダマンとうじん

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 インド洋ベンガル湾のアンダマン諸島に住むネグリト系民族。1858年当時で人口は推定約5,500人であったが,ヨーロッパ人との接触により激減し,現在400人といわれている。文化・言語的特色が異なるいくつかのグループに分かれるが,いずれも採集狩猟を生業とし,海岸部ではジュゴン・海亀・魚介類など,内陸では野豚・は虫類・鳥類・蜂蜜根茎類・果実・種子などを食糧源としている。食物は比較的豊富であるため,ほかの採集狩猟民と比べ定着性は高い。狩猟は男の仕事で2〜5人の組をつくり弓矢を使う。女は植物性食物の採集を行う。核家族を基本とするバンドを構成し,これが生活集団の基礎単位となる。バンド以外の組織だった統治機構はなく,世襲的首長をもたず,年長者・狩猟技術の優れた者・気前の良い者が尊敬され,リーダーシップをとる程度である。婚姻はバンド内外いずれでも行われ,また養子制度が発達しており,どちらもバンド間に絆をつくるのに役立っている。