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●安政五カ国条約 あんせいごかこくじょうやく

アジア 日本 AD1858 江戸時代

 1858年(安政5)に江戸幕府が欧米五カ国と締結した修好通商条約。勅許を得ずに調印したので安政仮条約ともいう。まず6月に日米修好通商条約と貿易章程が結ばれ,7月にオランダ・ロシア・イギリスと,9月にフランスと調印。これらの条約により,神奈川(横浜)・長崎・新潟・兵庫(神戸)・箱館の開港(下田は神奈川開港後鎖港),江戸・大坂の開市,品物売買の自由,関税は貿易章程で協定,貨幣は同種同量をもって通用,領事裁判権などについてとり決めた。関税率は,日米間では輸出品はすべて従価5%,輸入品は一部5%・35%の品目以外のものは20%とされ,日英間では綿製品・羊毛製品が5%品目に加えられた。この結果,日本は世界資本主義にくみこまれることとなり,領事裁判権・協定関税率といった不平等条約の条項は,和親条約における片務的最恵国待遇条項とあわせて当時の日本の国際的な地位を示すものであった。