●暗示 あんじ
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あることがらが言語的または非言語的に,直接的・間接的に伝達されたとき,命令や強制なしに,知覚や観念・意図・行為・動作などの諸行動が,伝達されたものにむかう心理過程,またはそういう企て,そのための刺激をいう。暗示には,他者暗示・自己暗示・集団暗示・直接暗示・間接暗示・威光暗示・無威光暗示・覚醒暗示・催眼暗示などがある。たとえば,実験場面が被験者を期待されるものに沿って振舞わせてしまう場合,その実験場面は要求特性を有するといわれるが,これは間接暗示の一例である。暗示のされやすさは,被暗示性と呼ばれ,身体動揺・腕の上昇など多種の被暗示性検査法により調べることができる。被暗示性は,年齢・性別・知能・性格などの個人の特性により差が認められるが,疲労・睡気・催眠・薬物服用などで一時的に変化したり,社会的状況・対人関係・情緒の安定度によっても影響を受ける。