50音順    検 索

●安産祈額 あんざんきがん

AD 

 安産を祈願するために信仰される神として,子安神・産泰様・塩釜様・淡島様・山の神・水天宮などがある。なかでも子安神は,仏教と早くから習合し,子安観音あるいは子安地蔵として,全国的にひろく祀られている。西日本では子安観者の堂・祠が多いのに対し,東日本では子安地蔵や子安様の石塔が多く,茨城県水戸地方や静岡県富士山南麓では,幼児を抱いた垂髪の女神像がみられる。また,自然石を子産石・子持石などといって祈願することもみられる。集団的な安産祈願としては,十九夜講・子安講・観音講・地蔵講・産泰講・淡島講などと呼ばれる婦人たちの講集団がある。村内の婦人たちが一定の日に順次当番で宿をつとめ,そこに集まって安産の神に祈願礼拝し,夜更まで歓談したりする。個人的な祈願としては,安産の神から腹帯やろうそく(陣痛が起こると灯す)などを借りてきて,無事出産がすむと,安産のお礼に倍にして返すということをしたりする。

01