●鞍山 あんざん
アジア 中華人民共和国 AD
現・中国東北地方,遼寧省の鉱工業都市。瀋陽の南西80kmに位置する。人口105万人(1970)。明代から北京と満州を結ぶ交通の要衝として発達。清代には荒廃し,義和団事件・日露戦争によって城垣は完全に破壊しつくされた。現在の鞍山は旧城の北方10kmにある。鞍山近郊からは古く遼氏から鉄鉱石を産出することが知られていた。1909年(宣統1・明治42)日本の満鉄の踏査で大鉄鉱床が発見されて以降,本格的な採掘と撫順産石炭を利用した製鉄業が満鉄の経営で開始された。その推定埋蔵量は中国第1位である。終戦時にはソ連軍による施設撤去と国共内戦でまったく荒廃してしまったが,解放後新政府は鞍山鋼鉄公司を設立して復興の努力をつづけ,数次にわたる5カ年計画をへて飛躍的な発展をとげた。現在では関連工業も充実して中国三大鉄鋼コンビナート(鞍山・武漢・包頭)中最大の規模を有し,現代中国の代表的工業都市を形づくっている。
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