●アンコール朝 アンコールちょう
アジア カンボジア王国 AD802 アンコール朝
802〜1434 カンボジアを中心として栄えたクメール族の王国。カンボジアは8世紀に陸真臘と水真臘に分裂していたが,9世紀初めにジャヤヴアルマン2世(在位802〜850?)が国土を統一しアンコール朝を創建した。トンレサップ湖西北岸に都した王朝は10世紀にチャンパーを,11世紀にタイのモン族を攻め,13世紀初めにはマレー半島北部・タイ・ラオス・カンボジアを含む大勢力となった。ヤショーヴァルマン1世(在位889〜900)は旧アンコール=トムをプノンバケンに建て,またヒンドゥー教や仏教の寺院を各地に建てた。スールヤヴァルマン2世(在位1113〜1150)は,旧アンコール=トムの南にアンコール=ワット(南北1.3km,東西1.5km)を築き,ジャヤヴァルマン7世(在位1181〜1220ごろ)は新アンコール=トム(3km四方)を造営した。その中心のバイヨンは,クメール芸術の粋を示す仏教寺院。1432年にタイ族のアユタヤ朝勢力が侵略し,王朝の遺民はプノンペンヘ移った。