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●安慶 あんけい

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,安徽省南部の1市であり,揚子江中流左岸に位置する河港都市。人口は約10万あり,木材・漆・桐油の集散地。秦代は九江郡,漢代は廬江郡皖県,三国時代には皖城と呼ばれた。ついで,東晋時代は晋煕郡懐寧県,隋代は同安郡,唐・北宋時代には舒州と呼ばれた。南宋ではまず安慶軍,ついで安慶府と呼ばれた。元代は河南行省安慶路,明代には一時江寧府と呼ばれたが,安慶府となった。清代,安徽省が設置されるとその省都となり,引き続き民国になるまで安慶府と呼ばれた。太平天国のときには,天京と湖南・四川を結ぶ糧道を維持する交通の要地となり,太平軍はその維持に尽力した。1861年(咸豊11)曽国藩湘勇天京への最初の足がかりとしてここを占領している。これにより,太平軍の敗色が明らかとなった。また曽国藩は,ここを拠点として清軍の指揮に当たった。1876年(光緒2)チーフー条約によって寄港地となり,1902年(光緒28)開港された。