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●安国軍 あんこくぐん

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 中国の国民革命の北伐に対抗して北洋軍閥が連合して編成した軍。蒋介石を総司令とする北伐軍に各地の軍閥が次々撃破されていった1926年(民国15)の秋,危機に立たされた軍閥は挽回をはかり,東南軍閥孫伝芳を中心に軍閥連合の策を立てた。11月孫伝芳は天津で山東軍閥張宗昌・奉天軍閥張作霖と会談し,その結果,12月に張作霖を総司令とする安国軍の編成を決定した。安国軍は,奉天軍・山東軍・直隷軍などを連合したもので「討赤」(共産主義打倒)をスローガンとし,他に閻錫山楊宇霆などが参加していた。司令部は北京に置かれ,北京政府の上に君臨する一大政府となった。しかし大勢は北伐軍に利あって,ソ連大使館を捜査し,「討赤」の実をあげたるほかはさしたる戦果もなく,各地で敗れた。起死回生をはかって張作霖は軍の大規模な改編を行ったが蒋介石の再開北伐軍に連敗し,ついに1928年(民国17)5月満州へ撤退を開始した。そして6月張作霖の爆死で事実上安国軍は崩壊した。